鳥取の旅で「サスティナブル」に過ごしたい方へ
鳥取県西部 大山山麓 奥大山 木谷渓谷&茅葺屋根
目次
鳥取のコンパクトで豊かな自然で「サスティナブルツーリズム」体験!
SDGs(=2015年9月25日に国連の総会で全会一致で採択された
「持続可能な開発のための17の国際目標)ってよく耳にしますよね
ツーリズム業界では近年「SDGsツーリズム」とか
「サスティナブルツーリズム」と言う言葉が出てきています
観光が入っている目標は8と12と14で
それぞれ
目標8
「(経済成長と雇用に関する目標)働きがいも、経済成長も」
目標12
「(消費と生産に関する目標)つくる責任、使う責任」
目標14
「(海洋資源に関する目標)海の豊かさを守ろう」
ただ個人的には目標15陸の豊かさも守ろう!も関わりますし・・・
結局のところツーリズムは全ての目標に関連するように思います
「サスティナブルツーリズム」って、サスティナブルに旅するってコト?
「サスティナブルツーリズム」について考えてみます
文字どおりなら「持続可能な観光」なんですが
これでは何のコトかイメージも湧きにくいですよね
国連観光機関(UNWTO )による定義(2004年)では
「旅行者、観光関連産業、自然環境、地域社会の需要を満たしつつ
経済面・社会面・環境面の影響も十分考慮に入れた観光」とあります
う~ん、今ひとつ分かりにくい???
経済面では2030 年までに、雇用創出、地方の文化振興、
産品販促につながる持続可能な観光業を促進するとあり
さらに雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる
持続可能な観光業に対して、持続可能な開発がもたらす影響を
測定する手法を開発・導入するとあります
海洋面では2030 年までに、漁業、水産養殖及び観光の
持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の
海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させること
更に詳しく見てみると・・・
「持続可能な観光国際年」でUNWTOが定めた取り組むべき5分野を↓上げています
UNWTOが主導で推進した2017年持続可能な観光国際年にあたり
観光がSDGsに貢献する5つの分野を定めました
「経済」「社会」「環境」のトリプル・ボトムラインにくわえて
観光が価値を生みSDGsに貢献する分野として加えられているのは
「文化」と「相互理解・平和構築」です
観光とそれぞれの分野の関係は以下の通りに定義づけています
1) 包括的・持続的な経済発展
(Inclusive and sustainable economic growth)
⇒誰もが参加可能で地域全体への経済裨益が持続するようなツーリズム
ゴール1(貧困をなくそう)
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)
ゴール10(人や国の不平等をなくそう)
ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)
2) 社会的な関わり、雇用拡大や貧困の撲滅
(Social inclusiveness, employment and poverty reduction)
⇒雇用創出や貧困削減に貢献するツーリズム
ゴール1(貧困をなくそう)
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール4(質の高い教育をみんなに)
ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)
ゴール8(働きがいも経済成長も)
3) 資源の有効活用、環境保護や気候変動
(Resource efficiency, environmental protection and climate change)
⇒環境や気候変動に配慮した資源保全・保護を踏まえたツーリズム
ゴール6(安全な水とトイレを世界に)
ゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール12(つくる責任 つかう責任)
ゴール13(気候変動の具体的な対策を)
ゴール14(海の豊かさを守ろう)
ゴール15(陸の豊かさも守ろう)
4) 文化的価値、多様性、遺産
(Cultural values, diversity and heritage)
⇒伝統や固有性と多様性の両立を認め合う文化価値を描くツーリズム
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール12(つくる責任 つかう責任)
5) 相互理解、平和、安全
(Mutual understanding, peace and security)
⇒平和や安全を支える相互理解に貢献するツーリズム
ゴール4(質の高い教育をみんなに)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)
などと記載されています
これらを「鳥取県版」に
仕立ててみたいと思います
鳥取でおススメの「サスティナブルツーリズム」とは
鳥取でおススメの「サスティナブルツーリズム」を考えてみます
鳥取では自然の恵みもコンパクトでどこでも
「サスティナブルツーリズム」が体験できるのが特徴です
ツーリズムで人は様々なモノに関わって
いつもと異なる環境の中で多くの気づきが生まれます
モノと書きましたが、それは自然を含めた
環境だったり、触れ合う人だったり
そこから大きな影響も受けますし
逆に働きかけや影響も与えますよね
先ずはツーリズムの中で最もサスティナブルに影響すると思われる
コンテンツからはじめてみましょう♪
<サスティナブルツーリズムのコンテンツの代表格は・・・>
①自然とアクティビティー
⇒自然に負荷をかけないで、自然の恵みを受け取り
ココロもカラダもととのえていくメニューは・・・
森林浴や自然の中でのマインドフルネス瞑想
ウェルネスウォーク、生き物と触れ合うツアー
まき割り、ビーチコーミング&海岸清掃兼ねてのクリーンウォーク
史跡、名水、お花、神社仏閣めぐりなどなど
②温泉の活用
⇒その土地ならではの成分を含んだ温泉はそれこそ大地のめぐみ
その土地でしか味わえない温泉が何よりの温泉の醍醐味では
出来ればウェルネス&ビューティーに味わいましょう
※食後や飲酒後直ぐ、眠る間際の温泉(温浴)は避けましょう!
カラダに余計な負荷をかけたり、質の良い睡眠に繋がらならないので
③食&料理
⇒地産地消は必須条件
その上にヴィーガンや薬膳を意識したり
深山のめぐみの山菜、キノコなどの幸
「精進料理」もおススメ
なるべくそのままを味わえるお料理をたくさん取り入れたい
鳥取県は海・山・川・湖などがコンパクトに存在していて
素材が新鮮なまま頂けます
④サスティナブルの最大のモノ?は人(ヒト)資源
地域でサスティナブルに活動したり生活したり
農林漁業や伝統産業などに勤しんだりしている人とも触れ合う
「ヒューマンツーリズム」もおススメです!
次回は具体的なコト、場所、施設などもご案内します♪